株式会社実取商事と米・農業の未来

株式会社実取商事

① 農家と共生② 圃場からエンドユーザーまで可視化③ 三方良しの精神で

これからの時代外食産業においては銘柄米が尊重される時代ではなくなっていくと考えています。
平成30年に国による生産数量の配分が終了することで米の生産に関して今まで以上に不透明な時代がやってきます。
そんな中で生産者もコシヒカリだけを作っていたのでは生き残っていけません。
実需者が本当に何を望んでいるのか、生産者の方の生活を守るためにはどうすればいいのか。
その両方を結び付け、双方にとって利益となるような施策が取れるのが実取商事です。

農家と共生

① 農家と共生

現在生産現場では相変わらずコシヒカリ偏重の作付けが行われています。
しかし近年、米需要の大半を占めるようになってきた外食産業・中食産業のエンドユーザーは廉価なお米を求めています。一般消費者の方も一昔前のようなコシヒカリ信仰は見られなくなってきています。
コシヒカリが日本全体の7割を占める中で、弊社として生産者・エンドユーザーと共に本当に必要とされているお米の生産に着手しようと考えております。
その始まりが2017年秋から始まる、刈取り作業の受託であり、ライスセンターの稼働です。
まずは水稲作業の出口から初め、生産者の方の作業負担を軽減するとともに、農業従事者の高齢化が進む未来へ向け、新規就農者に弊社を利用して頂くことで就農時の初期費用を抑えることができるような体制を構築したいと思っております。また新規就農者が抱える、販売先の開拓、収入が安定するのか等の不安は弊社の既存取引先への販売斡旋や、弊社での確実な買取りなどによって解消できるものと考えております。
農業は自然との闘いであり、一朝一夕には上手くいかないものです。弊社として新規就農者に熟練した生産者の方をご紹介し地域の農業を守る手助けができればと考えております。

[具体的施策]

  • Ⅰ・契約栽培 … 需要に応じた生産
  • Ⅱ・生産者の働き方改革 … IT導入支援、生産者の収入安定
  • Ⅲ・米以外の畑作 … 新しい旬の創造
  • Ⅳ・就農者支援
  • Ⅴ・農地の取得⇒農地の貸与

今後は、実取商事が生産者とエンドユーザー双方の視点をもつ企業として、両者を結ぶ手助けができればと考えております。

圃場からエンドユーザーまで可視化

② 圃場からエンドユーザーまで可視化

現在農業の現場では、かなりのスピードで高齢化が進んでいます。高齢になり知識や技術があっても体力的に稲作を続けることが難しくなっている農家の方が増えてきています。そしてそのような方は今後も増えていくことが予想されます。
農家の方々が昔から受け継いでこられた、知識や技術そして農家の方々が大事に守ってこられた農地を途切れさせることは日本に生きる私たちにとって大きな損失になります。
そこで実取商事では、現在まで稲作を続けてこられた熟練の農家の方の知識や技術を教わりながら自社で稲作をするという未来を視野に行動を開始しています。
実取商事が生産者となることで、圃場・使用する肥料・農薬・刈取り時期・乾燥調製・精米までを明確に管理でき米のトレーサビリティーに高度に対応できます。
圃場から消費者の口に入るまで、見えないところが無い安心できるお米です。
最初は小さな一歩になるかもしれませんが、新規就農者支援と共に取り組んで参ります。

三方良しの精神で

③ 三方良しの精神で

昔から商売は三方良しがいいとされてきました。弊社の立場で考えるとその三方とは、農家の方、実需者(外食産業やスーパーマーケットなど)、そして消費者の三方です。
平成30年産から国による生産調整の廃止が決定しており、現状では今後どのように展開してくのか不透明な状況です。そんな中弊社では全国各地の実需者や米穀業者から、今後の展開また取引について多くの問合せを頂いております。
これも今まで多くの農家の方に支えられ、集荷量が増えてきたという実績があるからだと考えております。
弊社を支えて下さっている農家の方と実需者の方を結びつけ、両者にとって安定的かつ発展的な未来を創造できるように手助けができればと考えております。
農家の方に心をこめて作って頂いたお米を弊社が買取をさせて頂き、その美味しいお米を全国の実需者、米穀業者を通じて消費者へ届けていきたいと思っております。
農家の方にとっては、肥料・農薬・種籾などの資材からお米の買取まで一元的に弊社で行えますので、様々な管理の手間が省けます。実需者、米穀業界の方にとっては、安定した集荷量から、品質・価格の安定が見込め、長期的な経営戦略のお役に立てます。
また消費者の方には生産者の顔が見える、安心なお米としてお届けすることができます。

何でもお気軽にお問い合わせください